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2010年8月14日 (土)

イーアリーナ製品レビュー 3回目

サイズ【SevenTeam】 V-FORCE ST-650Z-AF
今回はPCに組み込んだ状態でのエアフローとケース内温度の比較テストを行ってみたいと思います。
比較する電源は、出来るだけ出力部分が同じになるよう700WのATX電源(80認証無し)で行ってみました。
仕様は以下の通りです。
定格出力:700W 最大出力:770W
コネクタ 4P(HDD等用)2個+FDD用1個×2配線
20P-24P(メイン電源)×1配線
ATX12V 8P(4P×2)×1配線
シリアルATA:(3.3V、5V、12V)3個×2配線
シリアルATA:(3.3V、5V、12V)2個×1配線
6P(PCI-Express)SLI+2P×2配線

この電源の良い点はSerial ATA電源コネクタが3配線8個と豊富についています。難点は、ケーブル類が細く、短いこと大きめのケースではデバイスに届かない場合も・・・

公称電圧最大電流コンバイン出力最大合計出力
+3.3V30A270W700W
+5V40A
+12V122A480W
+12V221A
-12V0.8A9.6WPeek 770W
+5Vsb2.5A12.5W

使用したPCはゲームTEST-PCとして自作したもので主な仕様は
項番 メーカ名 品目 型番 規格
CPU Intel Core i7 Extreme Edtion 965 プロセッサ№965 動作周波数 3.20GHz QPI:6.4GT/s 3次キャッシュ 8MB TDP 130W
CoolIntelリテールクーラ965純正消費電流 0.80A 
M/BASUSP6TCore i7用LGA1366マザーATXIntel X58+ICH10R 独自にDDR3-2000メモリに対応 専用チップで電力消費を抑える「EPU-6 Engine」搭載 高負荷時も余裕のパワー「8+2フェーズ電源回路」搭載
MEMORY PQIhynexチップメモリ
(両面実装)
DDR3 1333MHz 2GB CL=9 X32GBX3 合計6GB
VGAAXLEnVIDIAグラフィックカード
SLI構成
AX-98GT/512D3NVIDIAのGPU「GeForce 9800 GT」を搭載するビデオカード TwinTurboクーラー採用で2スロット使用モデル
GIGABYTEnVIDIAグラフィックカード
SLI構成
GV-N98TZL-512HNVIDIAのGPU「GeForce 9800 GT」を搭載するビデオカード ZALMANファン採用で2スロット使用モデル
HDD SEAGATE Barracuda 7200.11
500 GB X2
ST3500320AS
RAID5
SATAⅡ NCQ 3Gb/s 容量 500GB キャッシュ 32MB 回転数 7,200rpm シークタイム  プラッタ容量不明 2プラッタ
Western
Digital
WD Caviar GP 500 GBWD5000AACS
RAID5
SATAⅡ NCQ 3Gb/s 容量 500GB キャッシュ 16MB 回転数 7,200rpm シークタイム 11ms プラッタ容量 不明
Western
Digital
WD Caviar GP 500 GBWD5000AACS
NON RAID
SATAⅡ NCQ 3Gb/s 容量 500GB キャッシュ 16MB 回転数 7,200rpm シークタイム 11ms プラッタ容量 不明
CD/DVDオプティアークDVDスーパーマルチドライブAD-7190A-BKDVDスーパーマルチドライブ AD-7190A
CSCoolerMasterCentution CAC-T05CAC-T05電源無し ATXケース CENTURION 5(ブルー)
と、かなりの電気食いです。
OSはWindows7x64bitで、それぞれの電源を通常通り装着した状態でベンチマークテストのファイナルファンタジーXIVオフィシャルベンチマークソフトをループで1時間動かした後の、電源本体側面温度、電源排気口温度、前面吸気口温度、室内内温度を測定しました。
温度計はサイズのファンマスターという4CHの温度+FANコンとローラの温度計部分のみ利用
以下の結果となっています。
   室  温  前面吸気口  電源側面  排気口
 ST-650Z  25.4度  26.3度  32.6度  35.1度
 700WATX  25.4度  26.4度  33.5度  37.7度
温度計の正確性は確認していませんが、相対比較としてPCの設置位置なども同一としたため室内の空気の循環も同じ状態と思われます。
通常、700W電源の方が出力に余裕があるため発熱量は少なめとなるはずですが、逆の結果になっています。一つの理由としてはST-650Zが80+電源のため同じ出力を得るために出る熱量が少ない。もう一つは、一番使われる12vの出力電流はST-650Zの方がトータル50Aと余裕があるため発熱量が少なかったと考えられます。
最近のPCはマルチGPUやHDDを多く積むことを考えると、12vの出力電流(またはコンバイン電力)に余裕のある電源を選ぶべきかと思います。
次回は、消費電力をエコワットという機械で計測した結果も含め、今後の電源選びのポイントを述べてみたいと思います。

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コメント

むやみにW数がでかいのも・・・・という記事を読んだことがありますが。50パーセントぐらいが良いとか聞きましたが。

W数はどうなんでしょうね
80pulsの説明サイトでは600W電源で80+取るには2次側(出力側)で480wでれば良いと言っているところもあれば
inputに対し出力(80%以上)で600w出す必要ありとか、様々ですね
Seventeam は後者表示のようです

あまり低すぎると起動しないこともあるみたいですね。

安物電源で何度も経験あります。
故障ではなく、劣化による起動不能もありました。
やっぱ電源は余裕が欲しいです

劣化ですか?
だとしたら、今のLiberty達は結構持ってますよ。
職場でも8台使っていますが、故障は1台だけです。あと1台埃が詰まってお亡くなり(@ばき)

電源の埃詰まりはどうしようもないですね
まめに掃除しかありません・・CPUの方が先に埃でダメになりそうですが(^^;

>>電源の埃詰まりはどうしようもないですね
 保証が切れていれば、分解して清掃しますが(^^;

>>まめに掃除しかありません・・CPUの方が先に埃でダメになりそうですが(^^;
 いや、最近流行の冷却メインのケースのメッシュも、掃除が大変です。

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