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2010年8月22日 (日)

イーアリーナ製品レビュー 4回目

サイズ【SevenTeam】 V-FORCE ST-650Z-AF
さて、今回で最終回となるV-FORCE ST-650Z-AFのレビューですが、電源という性質上、たとえば1ヶ月間の待機電力の比較など少し長期にわたる検証も必要と思われます。
この辺りは今後もことあるごとに報告をしていきたいと思います。今日は前回試用したゲームTEST-PCを再度テスト機としてFF14ベンチマークを1時間ほど稼働し使用電力を計りました。またこの時のケース内外で温度を計測し、アイドル時とベンチマーク実施時と温度の変化を計測しました。

Ecowat1

0.35KWhと言う結果が出ました。前回比較した700W電源では0.40KWhでしたので、電源効率が良い分だけ使用電力も少ないようです。
また、ケース内外の温度も以下のようになっていました。若干室温によりケース内温度も変化していますが、この辺りは室温と連動していると考えて良いと思います。

アイドル時ベンチマーク時
ケース
吸気温度

ケース前面の温度です

アイドル時より2度ほど低いです
ケース内
温度

ケース内上部温度

ほとんど変わりませんが、実質2度ほど高いはず
ケース
排気温度

ケース内温度に近い
電源部
排気温度
電源の排気温度はアイドル時で4度ほど高い ベンチマーク時は8度ほど高い
CPU・GPU温度
左がCPU温度、右がGPU温度

FFベンチでSLIを有効にしています。実質は50度越えです。

と言うことから、電源の排気温度はアイドル時でケース内温度+4~5度、高負荷時で、+8度ぐらい上がりますが、排気温度は電源ファンの風量(ファンの口径と回転数)により変わります。変換効率の良い電源では、同じ電力を取り出す時の発熱が少なくなるため、電源内部ファンの風量を抑える事が出来、静穏な電源をを作ることが出来ます。
ST-650Z-AFはベンチマーク時も極端にファンの音がうるさく感じることはありませんでした。
また、排気温度も思ったより低く、内部のコンデンサなどの耐久性に影響が出ることは無いでしょう。

私は過去、安い電源やケースのオマケ電源を使い、いきなりコンデンサーが「バシュッ」と音を立ててパンクしたり、経年劣化で出力が徐々に落ち、起動が不安定になった経験があるため、メインのPCでは信頼性のある電源(80+取得や有名メーカで保証期間の長いもの)を使うようにしています。80+電源でもGOLDやSILVERが必要なのかは微妙なところですが、最低でもBRONZEは確保したいです。また、良く話題になるコンデンサは、確かに日本製というのも良いですが、これらの寿命は使ってみないと分かりません。また耐熱温度が電解コンデンサで105℃品となっていることが重要で、この辺りは保証期間を3年など長く取っているメーカーが良いと思います。
SevenTeamのV-FORCE ST-650Z-AFは、電源の老舗メーカーとして有名ですし保証期間も3年と安心できます。
出来れば、S-ATA用のプラグインコネクタを増やすか、オプションでケーブルを販売してくれると嬉しいです。

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